アニメ151話のいじり (ドルドーニ)

・・・我輩は今、精神の高揚と言うものを味わっている・・・。

久々にな。・・やはり、よいものだ。

・・・それが・・・戦いに望むにあたって・・というものなら、尚更にな。

十刃の座を追われた者の行方は惨めなものだ。
それまで与えられていた宮は没収され、遠く離れた同じトレス・シフラスたちが集う辺境の宮へ追いやられる。
最も屈辱なのは・・藍染様より受けし、肉体に刻み込まれた数字をはく奪されることだ。
この時の痛みは吾輩の魂の奥深くに刻まれている。

喪失感は新たなる恐怖を生み、吾輩たち十刃落ちを苛むのだ。
また、あそこへ戻りたい。
あの日のあたる場所へ。
藍染様と席をともにできる栄光を取り戻したい。

一度知った名誉は失えば耐えがたい苦しみを生む。

侵入者がこちらへ向かってくれたのはまさしく幸運でしかない。
しかも、吾輩の方へ来るのは、侵入者たちの中で最も強い、黒崎一護というニーニョだ。
No.6であるグリムジョーと互角の戦いをしたという、このニーニョに勝利すれば・・・。


吾輩が十刃に戻る確率は高いとは思わんかね?

ニーニョは情報によるとずいぶん甘い性格のようだ。
その甘さを突けば、吾輩が勝利する確率は高くなろう。

・・だが、それだけではだめなのだ。

全力のニーニョに勝ってこそ、吾輩が十刃にふさわしいものという証がたてられるのであるからな。

おそらく、これが十刃に戻れる最初で最後のチャンスとなろう。
吾輩の気分が高揚するのは、致し方ないところではないかね?


・・・戦いはよいものだ。
それは我々が戦うために存在するからだ。
藍染様の御為に。

吾輩が藍染様を敬愛するのは、吾輩に戦う意味を与えてくださったからである。

意味を持たぬ人生など、なんとも味気ないものだとは思わんかね?


・・・近づいてきたか・・・。


いよいよ・・吾輩の戦いの幕開けだ。
ひとつ盛大にやろうじゃないかね。
なあ・・・ニーニョ?




なんちゃって。

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