バレーボール、有志の会(選抜)

秋・・・スポーツの秋・・・。
娯楽に乏しい、尸魂界においても、気分転換もかねて、有志が集まり開催された。
競技種目は、バレーボール。原作の方はバレエのスメルが漂うが、踊るバレエでは断じてない。

では対戦するチームを紹介しよう。
ちなみに、いじった本人、バレーの人数を間違えていた。(笑)

<若者チーム>
黒崎一護。←主人公だし(笑)。
日番谷冬獅郎。←やる気なさそうに見えるが、背が低くてもバレーが強い所をアピールしたいらしい。
松本乱菊。←発起人。
檜佐木修兵。←絶対立候補だ・・こいつ。
吉良イヅル。←先輩に引きずりこまれたクチ。
草鹿やちる。←数合わせ。でもやる気になると怖い。


<有象無象チーム>
朽木ルキア。
狛村左陣。←一番でかいから。
更木剣八。←とにかく暴れたいらしい。
朽木白哉。←妹が心配か?
阿散井恋次。←兄様に命令された。本当は若者チームに入りたかったのに・・。(笑)
射場鉄左衛門。←毛が生え変わり中の狛村のブラッシング担当。もっそい毛が抜けるのでもうタイヘンらしい。

セッターなんてちゃんと決めているわけではないが、なんとなく性格的なところから、若者チームはイヅル、有象無象の方はルキアになっているようだ。

「な・・なんて強力な対戦相手なんだ・・・。」
イヅルに緊張が走る。
それもそのはずだ。
前に居る3人は・・・。
狛村左陣。←狼顔で怖い。
更木剣八。←どこをどう見ても怖い。(笑)
朽木白哉←無表情で怖い。

怖い壁が3つもど〜〜〜ん!と聳え立っているのである。
剣八と目があっちゃった、イヅル・・・。
本人睨んでいるつもりではないが、剣ちゃんと目が合っただけで、普通の神経の持ち主なら冷や汗をかくところだ。
「か・・・勝てるわけがない・・・!!」
早くもヘタレモード作動!!スイッチオーン!(笑)

一方、有象無象では・・・。
「・・恋次。」
「なんですか?隊長。」
「・・・お前に聞きたいことがある。」
「なんスか?」
「バレーとはどういうものなのか、私に教えるのだ。」←しらんのかい!←でもオイラも人の事いえないけど。

バレーが何か知らないで、俺誘ったの?!!と心で叫ぶ恋次。
負けず嫌いな兄様。
あくまで、聞くときも負けず嫌いだったようだ。

ルキアも交えて、兄様、バレーの学習中。
「つまり、3回以内で相手コートに玉を戻せばよいわけだな?」
「そうです。」
「・・・よく分からぬのだが・・。」「なんですか?兄様」
「なぜ、3回も必要なのだ?そのまま返せばいいではないか。」
「・・・・。」「・・・・。」
ルールの有用性を納得させるのがタイヘンなようだ。


一方、修兵も忙しかった。
何に忙しいといって、妄想に忙しいのだ。

レシーブしようとして、オッパイでサーブを受けてしまった乱菊。←注)既に妄想中
辛うじて、あげたイヅルのトスを、華麗に決める修兵。←妄想だから決めれる。
直ぐに乱菊に駆け寄る修兵。
「大丈夫ですか?!乱菊さん!」
「ああんv修兵。痛いの・・。おっぱいが痛くて・・・。
さすってくれる?」
「ブホ〜〜!さすりますとも!!おのれ、ボールめ!!乱菊さんのムネになんと言うことを!処分してくれる!!」


「修兵!何してんの?!試合始まるわよ!修兵!!」
乱菊の話が妄想中の修兵には届かない!!
そこへ剣ちゃんのサーブが頭を直撃〜〜!!!

跳ね上がったボールをなんとかイヅルがあげると、すかさすシロちゃんが飛ぶ!!しかし、アタックコースに立ちふさふがる狛村!!←しかも飛んでいない。(笑)

すかさず、フェイントに変更して、なんとか一点!
しかし・・修兵は・・・・。


鼻血を出して撃沈・・・。

「確か、コートに誰も居なくなった方が負けなんだろ?」←違

当てた剣ちゃんは、嬉しそう。
でも・・剣ちゃん・・それはドッヂボールのことだと思う・・・。

何とか復活した修兵も交えて、試合続行。

なかなか白熱した試合展開であります。
「隊長!また毛が散っとりまっせ?!ブラッシング!!」
射場は今日も大変なようである。

ボールと同化して、錯覚効果を狙うのは、やちる。
間違えて叩かれそうになるとすかさず噛み付くので要注意だ。←ていうか、それ反則なんじゃ・・。

狛村も最初は数あわせで入れられたのですが、乗ってきた。

目の前を白いボールが飛び交う。

『・・ボール・・ボール・・・・。

白いボール・・・・。

ああ・・何なのだ・!!この高揚感は!!
何か心の奥底にある、この熱いものは!!』

「狛村隊長!行きましたよ!」
気がつけば、目の前にボールが!!

狛村はとっさだった。
体が自然にそう動いてしまったのだ。

一護が、アタックしたボールは・・・。
狛村の口の中で止まっていた・・・。


・・ナイスキャッチング、狛村・・・。
ちょっと、口で取るのは反則だけど・・・。


「・・何をしている狛村。」
兄様の突込みがまたイタイ・・・。


ぷすっ。しゅーーーーーー・・・・。


空気の抜ける音が、狛村の口中から聞こえる・・・。

「離せよ。ボール。」

そのまま固まってしまった狛村からボールをはがしたのは剣ちゃんだった・・。

「・・・ちっ、血は争えねえってか。つまんねえ幕引きだぜ・・。」

ベコベコになってしまったボール・・・。
中止になってしまった試合・・・。


狛村のいつもピンと立っている耳は、この時ばかりは伏せていたようだ・・・。



なんちゃって。


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