BLEACH戦隊ヘタレンジャー 2(ヘタレッド脱退の巻)

悪尚はびこるこの世において、ヘタレな者共を成敗すべく結成された戦隊がある・・・。

その名・・・。

「BLEACH戦隊、ヘタレンジャー」!!

東にヘタレたサラリーマンがいれば、喝をいれ、西にヘタレた主婦がいれば、慰める。
この世にヘタレがある限り、ヘタレンジャーは許さない!!

行け!!BLEACH戦隊ヘタレンジャー!!

しかし・・・ここに来てヘタレンジャーに危機が訪れる!!
それは・・
ヘタレッドの脱退だ!!
戦闘するも負けに負け続け、とうとうヘタレンジャーのリーダーにまで上り詰めた男、阿散井恋次が本誌において遂にと言うか、まさかというか、見事な勝利を収めてしまったのだ!!

ヘタレンジャーのリーダーがカッコよく勝利すること・・・。
・・・それはヘタレ戦隊からの脱退を意味する。

「わりぃな、てめえら。俺はもうへたれじゃねえ。
見たか?あの本誌での勝利を。
だからもう、てめえらとは一緒にヘタレンジャーなんてやってらんねえんだよ。
じゃあな。今までありがとよ。」
もっそい嬉しそうに去っていく恋次。
その後姿を、イエロー(イヅル)、ピンク(花太郎)、ブラック(修兵)、グリーン(チャド)が見送る。

「くそう、一人だけいいカッコしやがって・・。あんだけ戦ってりゃ、いつかは勝つに決まってんだろうが。」
「阿散井君・・・久しぶりだったからな・・・。勝利・・。」
「いやあ、ずいぶん浮かれてらっしゃいましたねえ。阿散井副隊長。」
「・・・お前は・・悔しくないのか?ヘタピンク」

「いやだなあ、だって僕はもともとヘタレじゃありませんから〜〜。
四番隊は救護専門で戦闘部隊ではありませんので、戦闘なんて期待されてませんし〜〜。
そんな僕があの朽木隊長に一時は対峙しようとしたんですよ〜〜?

本気で乱菊さんと戦闘して、傷一つ付けられなかったイエローや、いくら十一番隊所属の者だったとは言え、格下の五席に負けちゃった挙句、ハアハア言わされたブラックや、今頃本誌で何処でメソメソ泣いているのか分からない大男のグリーンとはちがいますから〜〜。」

「うっ・・・僕が気にしていることを・・。」
「こいつ・・・・やっぱり性格悪いぜ・・・。」

「あっ、そういえばお二人はアニメでふんどしに仲良く剥かれてましたね〜〜。
上司においていかれた、置いてけぼり仲間の称号に、ふんどし仲間の称号が加わりましたね〜〜。
いやあ、すごいな〜〜。」
「お前は〜〜〜〜。人が気にしていることを、ズケズケと〜〜〜!!!」
「いたたたたたた!ブラックさん、止めて下さいよ〜〜。
暴力反対〜〜〜!」

「・・・ではお前は何故ヘタレンジャーにいるんだ?」
「え?だってヘタレキャラのほうが僕みたいなのはウケがいいんですよね〜〜。
皆さん、警戒解いてくれるし〜〜。」
「なんて、腹黒なんだ・・・。ヘタピンク・・!」
「あ、だから新しいリーダーとかには僕なれませんからね〜〜?」

「そうか・・・新しいリーダーを決めねえと・・。」
「・・・欠員は補充するのか?」

「その必要はないよ。」
「あ、その声は・・・!!!」
「ヘタホワイト(石田雨竜)!!!!」
「ヘタレンジャーはこの僕が率いる。
クインシーの誇りにかけて。」

「イヤ・・・君以外誰もクインシーじゃないから。」

「まずはそのセンスの悪い衣装から変えることだ。
そこでこの僕がデザインした衣装を見てくれ。」←聞いてない。
「うっこれは・・・!!」
「・・・・クインシーマークか?」

「却下ですね。じゃ、新しいリーダーはイエローということで。」
「何故、お前が決めてるんだよ!ピンク!!」
「え?だって、こんな衣装誰も着たくないし、ブラックの役割って助っ人的なもんだし、グリーンは無口すぎてリーダー向きじゃないし、僕もダメですから〜〜〜。
となると、新しいリーダーはイエローしかいないでしょ?」


「・・・・・ム・・・。」
「なんかお前に決められるとムカつくぜ・・・。」
「リーダー・・・僕ですか・・?」
「仕方がない・・・。僕だけはこの衣装でやらせてもらうよ。」

BLEACH戦隊ヘタレンジャー!!
新たなメンバーによって、再出発だ!

任せたぞ!!
BLEACHのヘタレどもを一掃するのだ!!



なんちゃって。

なんか、さらにヘタレた構成員になったような・・・。

大丈夫なのか?(笑)

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