学園天国 乱菊VS千鶴

ここは、空座第一高等学校、同体育館。
心身ともに健全な若者たちが汗と涙を流して己を鍛錬する神聖な場所だ。

しかし、本日ばかりは一種異様な雰囲気に包まれていた。
全校集会でも無いのに、教員生徒一同が集結している。
そして彼らの集団の中には、特設リングが設けられていた。

通常のリングと違うところは、床にマットではなく布団が敷き詰められていることだ。
本日、ここで「謎の巨乳美女」乱菊と、「暴走エロ特急」千鶴が時間無制限のとくんずほぐれつの相撲と寝技対決があるというのである。

神聖な体育館がこのような利用目的で使用許可されたのは正しく謎であるが、学校に刺青をしてきたり、木刀を持ってきても何も言われない高校だ。
不自然ではあるまい。

「皆さん、お待たせいたしましたー!!本日のメインイベント、謎の巨乳美女」乱菊と、「暴走エロ特急」千鶴の一戦をお届けいたします!!一護さん、解説よろしくお願いします。」
「あ、こちらこそ〜〜ってなんで俺が解説なんだよ!!」
「何を仰います!!双方共に一護さんの関係者。一護さんほど解説にふさわしい人はおりません!!いや〜〜、物凄い興奮状態に包まれたこの会場。
おっと!先に入場してきたのは千鶴選手!!
物凄い鼻息です!!本日の戦にかける勢いが感じられますね!!」
「おかしい・・あいつはぜってーおかしい。」

「さて、次に入って来たのは乱菊選手!!むさ苦しい野郎どもの黄色い声援に笑顔で答えております!!いや〜〜、なんだか余裕さえ感じますねえ。」
「乱菊さん・・・目立たないようにしろって言われてたんじゃねえのか?これ以上ねえくらい目立ってんじゃねえか。」


「さーて、本日レフリーを務めますのは、赤毛で刺青の阿散井恋次さんです。両者リングに上がりました。」
「用意はいいっすか?時間無制限!はじめ!!」
カーン!(律儀にゴングが鳴る)

「ハァハァ!!待っていたわ!この日を!!この日のために必殺特盛鷲掴みアイアンクローの技を磨き上げてきたのよ。ハァハァ!!」
「あら、それは楽しみだわ。じゃ、私も用意させていただくわね。」

「お〜〜っと!!乱菊選手!!なんと自ら制服のボタンに手をかけ始めました!!コレは先制攻撃か?!!一つ二つとボタンが外されていきます!!あっ!!一護さん!!何処へいくんで死すか?試合はここからですよ?!!」

・・・・黒崎一護退場。(笑)

そして、乱菊選手!今制服を脱ぎ捨てました!!下に現れたのはボンデージ〜〜〜!!色は黒だ〜〜〜〜!!!コレは強烈〜〜〜!!!千鶴選手、たまらず鼻血だ〜〜〜〜!!おおっとレフリーの様子が変です!真っ赤になったまま動きません!!」
「おい!!恋次しっかりしねえか!!呼吸しろ!!呼吸!!弓親!担架だ!!」
「分かったよ!!一角!!」

・・・・阿散井恋次退場。(笑)

「しようがねえ!俺様一角がレフリーだ!」
「ハァハァ!!今から掴んであげるわよ〜〜!!」
「あら。そんなに小さな手で、あたしのおっぱいが掴めるかしら。どう思う?一角。」

「おっと、乱菊選手、ただでさえデカイ胸をさらに手で持ち上げて大アピール〜〜〜!!ブラが!!ブラが飛びそうです〜〜〜〜!!!」
「ぐおっ!!!」
「おおっと、今度は新しいレフリーが鼻血で大流血〜〜〜!!!自らの鼻血の海に沈んでいます!!大丈夫か〜〜〜?!」
「一角!!しっかりするんだ一角!!」
「弓親。・・・燃え尽きたぜ・・・真っ赤によ。(鼻血で?)後は・・頼んだぜ・・。」
「一角〜〜!!」

・・・・斑目一角退場。(笑)

「仕方が無い!!今からこの美しい僕がレフリーを務めさせてもらう!君。大分鼻血で出血しているようだが、大丈夫か?」
「ハァハァ!!行くわよ〜〜!!」

「おおっと!!千鶴選手!乱菊選手の後ろに回りこむべく。もうダッシュ〜!得意の背後からの羽交い絞め暴乳アイアンクローか?おっと!乱菊選手の姿が一瞬消えました!!
千鶴選手の手を軽く掴んでいます!!」

「ダメよ。あなたも脱がなきゃ。」
「乱菊選手、なんと千鶴選手の制服のボタンにまで手が伸びております〜〜!!そして、千鶴選手のささやかな胸を軽くつつきました〜〜〜!!」

「あら、かわいいおっぱいね。あたしもこんな時期があったのかしら。・・・あら?大丈夫?様子が変ね。ちょっと弓親。この子を見てあげてくれない?」

「これは・・・!!瞳孔が開いている!!・・たったまま気絶しているのか。千鶴選手、試合続行は不可能!!勝者乱菊選手!!!」

カンカンカンカーン!!!
「千鶴選手、クラッシュだ〜〜〜!!乱菊選手、圧勝です!!強い!!最初から最後まで正しく勝利への電車道!「暴走エロ特急」をプラレールへと変えてしまいました!!恐るべし!乱菊選手〜〜〜!!!」

神聖なる、空座第一高等学校の体育館を血の海に染めた戦が終わる。

そして・・・・
「松本を転属させるには・・・っと」
乱菊を本気で他の隊に押し付けようと思案中のシロちゃんがいた。


なんちゃって。

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