護廷十三隊の仕事ぶりのなんっちゃって

一番隊執務室にて
山じい 「こりゃ、また大量の書類じゃのう。さて、どう各隊に振り分けるか・・
ま、ここはひとつ平等に分けるとしておくかの。最終的には変わるじゃろうが。」

二番隊執務室にて
砕蜂  「書類か。くだらぬが、仕事は仕事だ。引き受けた」
希千代 「他の隊に押し付けちゃいましょうよ、そんなの。面倒臭せぇ。」
砕蜂  「やらぬとは言ってはおらぬ。くだらぬと言っただけだ。見誤るな」
希千代 「じゃ、最初から素直にやるって言やぁいいのに・・・」
砕蜂  「何か言ったか、大前田。」
希千代 「いいえ、なんにも。」

七番隊執務室にて
射場  「隊長、どうしやす?」
狛村  「是非も無い。元柳斎どのからの仕事だ。全力で処するのみ。」
射場  「承知!!」・・・・・・(暴れん坊はこういうノリ好きだ)

九番隊執務室にて
東仙  「承知した。・・・檜佐木。すまないが、手伝ってくれるかい?」
檜佐木 「もちろんです。」
東仙  「いつも、この目のせいで君には負担をかけてしまうね。本当に申し訳なく思っているよ。」
檜佐木 「お気になさることはありません。副隊長は隊長を補佐するためにいるのです。」

十一番隊執務室にて
やちる 「剣ちゃん、どうするー?」
剣八  「誰がするか、そんなもん。じゃあな。」
やちる 「まってー!!剣ちゃーん!!」
一角  「おい、待てガキ!隊長がやらなきゃ、副隊長がやるもんだろ、オイ!!」
やちる 「だって、あたし、字読めないもーん!じゃあね。つるりん、あとよろしくー!!」
一角  「嘘つくんじゃねぇ!!オイ!!」
・・・そして・・・
弓親  「何で、この美しい僕がいつも君と書類片付けなきゃならないのさ!!」一角  「うるせぇ!!文句はあの二人に言え!!」

三番隊執務室
ギン  「仕事?ああ、ええよ。うちは副隊長が優秀やから。ええやろ、イヅル?」
イヅル 「もちろんですが、・・・隊長どちらへ?」
ギン  「ちょっと見回りしてくるわ。」
イヅル 「では僕もお供したほうが・・」
ギン  「ええよ、一人で。ほな、あとよろしゅうな。」
イヅル 「分かりました。お気をつけて」
・・・(あぁ、イヅル。今日も悪狐に騙されるのか。気の毒な)

六番隊執務室
白哉  「・・・承知した。」
恋次  「あ、隊長、俺もやります。」
白哉  「・・・・」黙って書類をわたすお兄様。
それから。。。
白哉  「・・・・」
恋次  「・・・・・」
・・・ここは、六番隊執務室。十三ある中でもっとも口数の少ない執務室である。
陽気な恋次も普段の一割もしゃべらない。

八番隊執務室
春水  「・・だって。七緒ちゃん。いやだねぇ、仕事なんて。」
伊勢  「隊長はよろしいです。私がやっておきますから。」
春水  「ああ、なんて優しいんだ。僕の七緒ちゃんは!!」
伊勢  「誰が僕の七緒ちゃんですか。」
春水  「ああ、やっぱり今日もつれない・・・でもそこが素敵。」


四番隊執務室
烈   「分かりました。勇音、手伝ってくれますか?」
勇音  「はい。・・・今日は少ないですね。」
それはそうだろう。今日は十一番隊からの押し付けられた仕事がないから。

ここまでは、まだまとも。

十三隊執務室
・・・誰もいない。副隊長はこの隊にはいない。肝心の隊長浮竹は・・・・
    「ふせってらっしゃる?やはり(笑)。では別の隊にお願いすることとします」

十二番隊執務室
マユリ 「煩いナ。今大事な研究をしているんだヨ。邪魔すると解剖するヨ」
ネム  「仰るとおりです。マユリ様。さぁ、出て行ってください。」
・・・・目の前で閉められる執務室の扉。

・・・そしてこの仕事がどこに行ったかというと・・・

五番隊執務室
惣さま 「もちろんかまわないよ。他の部隊からのキャンセル分もあって大変だろうから、それも手伝おう。君も苦労するね。」
雛森  「隊長、私もがんばります!」
惣さま 「ありがとう、雛森君。だが、今日はもう遅い。部屋に帰って休みなさ い。」
雛森  「いいえ!隊長が残業されるのに、私が休むわけにはいきません!お願いですから手伝わせてください。」
     
   そして、数刻が経過。

惣さま 「疲れたろう、雛森君。そろそろ君は帰りなさい。・・・雛森君?」
   そこに彼が見たものは机に突っ伏してすやすやと眠る部下の姿だった。
   危機感なさすぎだ!!雛森!!

そして、十番隊執務室
乱菊  「なんで、こんなに仕事頼まれるんですか!隊長!!」
シロちゃん「しょうがねぇだろ。二つ分の隊の仕事が浮いてるんだぞ。誰かがやらなきゃならねぇだろうが。どうせ雛森んとこが割り食うに決まってるからな。」
乱菊  「藍染隊長、仕事断りませんもんね。」
シロちゃん「あそこにばっか負担させられんだろうが。」
乱菊  「とか言ってぇ、藍染隊長に負けたくないんでしょう。」
シロちゃん「馬鹿言え。藍染のやつが、仕事を請ければ雛森も当然やるだろうからな。だからだ。」
乱菊  「ふーん、隊長ったらやーさしー!!」
シロちゃん「やかましい!口を動かすくらいなら、仕事しろ!」
乱菊  「はいはい。」
シロちゃん「・・・やけに協力的じゃないか。いつも逃げてるくせに。」
乱菊  「隊長の危機は部下の危機ですから。」
シロちゃん「だれが危機だ。だれが。」

いつもは仕事をサボりがちの特盛女王ですが、やっぱりやるときはやるいい女なのでした。・・・なんちゃって

          

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