行列の出来る死神相談所10

日曜日は相談所開設日です。

ここは行列の出来る死神相談所。
今日も悩みを抱えた死神たちが、解決の糸口を求めて列を成す。

さて、今日は今年最後の開設日。
1年の締めくくりという訳で、史上最強死神相談員の皆様の悩みをバッサリ斬っていただきましょう。

<1>朽木隊長の悩み。
「本誌において、チャッピーより、妹の危機を知らせる報告が入っているのだが、中央より現世への出陣許可が下りなくて困っている。
もう少し迅速な対応をお願いしたい。」

日番谷隊長の見解。
「中央・・・全滅してっからな。
総隊長が全部今兼任してんだろ?手が回らないんじゃねえか?」

更木隊長の見解。
「まだ掟だ何だと言ってやがんのか、てめえは。懲りたかと思えば、全然変わんねえな。」
「掟を護ることを否定したわけではない。
・・・状況によるだけだ。」
「けっ。結局一緒じゃねえか。」

京楽隊長の見解。
「まあ、こっちの警備を手薄にするわけにも行かないんじゃないの〜〜〜?
山じいって、瀞霊廷命だからさ〜〜。
また、連絡来るさ〜〜。で、更木隊長の悩みってなんなの?」


<2>更木隊長の悩み
「・・ねえんだよ。」
「何がだ。」
「戦いがねえんだよ!!
本誌のほうでは景気よくやり合ってるらしいじゃねえか。
なんでこの俺が、尸魂界でのんきに過ごしてなきゃいけねえんだよ。
俺にもよこせってんだ。
日番谷のガキに戦わせて、この俺に戦いを回さねえなんて、どういう了見なんだ?」
「・・・誰がガキだ。」
「てめえ以外に誰がいる。人気はあるわ、戦わせてもらえるわ、まったく羨ましい限りだぜ。」
「また、戦わせてもらえるよ〜〜。心配しなさんな。
お前さん、男の子に人気があるんだし、大丈夫だよ〜〜。
で。日番谷隊長は?」


<3>日番谷隊長の悩み。
「・・・ねえよ。」
「ねえ訳ねえだろうが。何で言わねえ。」
「言ったところで何にもなんねえからな。」
「・・・言わずとも、背は伸びぬぞ。」
「やかましい!!いつか絶対てめえの背は抜いてやる!!」
「何千年先だ。5000年先か?」
「そんなにかかるか!!」

<4>京楽隊長の悩み。
「・・ないんだよねぇ。」
「なんだ、てめえも実は戦闘好きか?」
「違うよ〜〜、飲み会がないの!!
ただでさえ、面子が少ないところに乱菊ちゃんが現世にいっちゃってさ〜〜。
今の時期なんて、毎日飲み会で、3次会4次会まであるのにさ〜〜。
いや〜〜寂しいねえ〜〜。」

「じゃ、今から打ち上げやるか。朽木。てめえもたまには来いよ。」
「兄らと飲めというのか。」
「いいねえ!たまには仲良くやろうよ。日番谷君もどう?」
「俺はこれから本誌で・・っておい!何、袖ひっつかんでんだ、更木!!」
「ゴチャゴチャいわねえで、参加しろ。朽木、てめえもだ。」
「行こ、行こ〜〜!!嬉しいねえ。隊長さんたちで呑めるなんざめったにないさ〜〜。」
「・・・致し方あるまい。」


さて、本年最後の相談所。
今日は仲良く、打ち上げとあいなりました。

来年も死神たちの悩みをバッサリお願いしたいものです。


なんちゃって。

inserted by FC2 system