アニメ191話のいじり(ザエルアポロ)

女郎蜘蛛(ザエルアポロ・グランツ)


虚夜宮は藍染様にとって、手足の如く自由になる空間だ。
僕たち十刃といえども、藍染様に逆らって生き延びるなんて不可能だ。
与えられた宮とはいえ、それは変わらない。

でも、自分の宮でくらい、自分が最強で居たいとは思わないかい?
自分が最強で居られるテリトリー。
僕はそれを作ったんだよ。
藍染様すらご存じない、回廊操作方法。
藍染様すらご存じない、さまざまな霊圧を封じる仕掛け。
ほんの少しだが、霊圧解析できた分は、藍染様の霊圧すら、もう既にインプット済みなんだよ。もちろん、秘密だけどね?

僕の意のままに出来る最高の空間。

・・・それが僕の宮だ。

僕の宮の中に入ってきた者は全てどんな遠くに居るものでも手に取るようにわかる。
全ての壁に仕込まれている装置によって、目の前でいるかのようにね。

それは幾何学的に張り巡らされた蜘蛛の糸のように、敵は僕の宮に入った瞬間から、僕の糸にとらわれているのさ。
・・・気の毒に、これから自分がどうなるかも知らずにね。

僕の網にとらわれた哀れな獲物がどうなるか・・気になるかい?
それじゃあ、特別に教えてあげようか。

実験材料だよ。
骨のかけらまで全て、無駄なく使わせてもらうのさ。
だって、その方が敵にとっても幸せとは思わないかい?
ただの無様な死が僕の手によって、研究としてまた新たな美しい華を咲かせることになるんだからね。

だから、僕は何時も巣の網の改善を怠らない。
だって、いい巣を作った方が、いい獲物が取れるだろう?自分より大きな獲物さえも、僕の巣に落とし込めれば、唯の哀れな獲物と同じなんだからね。

おいでよ、僕の宮に。
最大限のもてなしをしてあげるからさ。
他の宮に行ったところで、無様な死を迎えるだけなんだろ?だったら僕のところの方がいいとは思わないかい?
安心し給え。僕はこう見えても優しいんだ。
君がどうすればいちばん有用になるのか、僕の優秀な頭脳を使う時間を作ってあげよう。


女郎蜘蛛という言葉を聞いた事はあるかい?
そうだね、とりわけ大きな蜘蛛の巣だと思ったら女郎蜘蛛の可能性が高いかな?
メスがオスを食べちゃうから、女郎だなんて名がついたみたいだね。

実に気の毒な話だよ。
メスにとっては、自分より小さなオスだなんて、種さえもらえば、何も意味が無い存在だろう?
それを食べてメスにとってより有効活用してあげてるのにさ。

僕も「邪淫妃」という解放名のおかげで、間違った印象を見られがちでね。
実は困ってるんだ。

僕は純粋な存在なんだ。ただ研究に純粋であるだけさ。


ああ・・早く実際のサンプルに触れたいものだ。
考えただけで、ゾクゾクしちゃうじゃないか。


さあ、来るがいい。

そして、僕に快感を与えてくれ。




なんちゃって。

 

 

inserted by FC2 system