ノイトラの襟って何のため?(ウルキオラ、グリムジョー、ゾマリ)

ノイトラが自宮へ去っていく。
その後ろ姿を見た3人の会話だった。

「・・・なんだ?あの襟は。邪魔くさいったら、ありゃしねえ。
あんなんじゃ、後ろが全然見えねえだろうが。
よくあんな恰好で、いられるもんだぜ。」
つい正直な意見を言ってしまうグリムジョー。
それに珍しくゾマリが相槌を打ってきた。

「全く持って同感です。
どう見てもあの襟は戦いには邪魔になるものです。
十刃としてあの服装は問題があると私も思います。」
相槌など期待してなかった、グリムジョー。いきなりゾマリから同意見だと聞かされて少々驚き気味だ。

「なんつったら良いんだ?あの襟。」
「そうですね・・・エリザベスカラーとでも言いますか?」
「馬鹿かてめえは。エリザベスカラーつったら、こんなやつだろうが。

★エリザベスカラー【首回り21から24cm猫、マルチーズ、ポメラニアン位】☆アニマルネッカー S 【エリザべスカラー】←こんな奴(笑)」

「・・それはペット用だろう。
元は、中世ヨーロッパの服装からだ。」
冷静なツッコミをするのはこれまた珍しくウルキオラ。

「・・やけに詳しいですね・・・。
もしかして愛用されてますか?←解放時の姿が猫系なだけに(笑)」
「穴増やされてえのか、てめえ。
あれは、エリザベスカラーなんかじゃねえ。断じてねえ。

エマニエル椅子みてえなもんと、一緒にすんじゃねえよ。」

ちなみにエマニエル椅子とはこんな感じの椅子の事。

ラタンハイバック回転籐椅子ロータイプ

「エマニエル椅子ですって??!」
今度はゾマリが熱くなってきた。
「エマニエル椅子とは籐椅子の事です!
あの襟とは材質も何もかもが違いますよ?!

あんな襟とエマニエル椅子を同一視するなど、許せませんよ!」

「何熱くなってやがる。」
「熱くもなります!
いいですか?!エマニエル椅子にあってあの襟には無い最大のものがあるんですから。」
「なんだ?そりゃ。」

「エマニエル椅子にあってあの襟に無いもの・・・。

それは・・・

アムールです!←断言したよ、コレ。」

アムールにはうるさいゾマリ。
どうやら、「エマニエル夫人」には特別の思い入れがあるようである。
出てくる椅子にまでアモールを貼り付けているようだ。

「・・・くだらん。」と一蹴するウルキオラ。

「では、あなたは何だと思うのですか?
音声や霊圧を集めるパラボラアンテナだとでもおっしゃるのですか?」
「日よけだろ、日よけ。」とグリムジョー。


「・・・あれは、ただの目立ちたいがだけの代物だ。
それ以外に意味はない。」

「目立ちたいだけで、あんな邪魔なものを襟にしてるんですか?」
「目立つものは元来邪魔なものだ。

本当に有用なものは目立たないものだからな。
あの背だ。それにあの襟だけ更に高くなる。
イヤでも目につくだろう。

自己顕示欲が襟に出た。

それだけのことだ。」


不思議と納得してしまったグリムジョーとゾマリ。

話のタネにされていた、ノイトラは今日もご機嫌でチンピラスメルを漂わせていた。



なんちゃって。


 

 

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