寒いのキライ。(藍染、ギン、東仙)

・・・虚圏は白い。

一面を純白の石英の如く霊子の濃厚な物質からなる砂で覆われた、真白の世界だ。


それはあたかも雪の如く。


しかし、虚圏には雪など降らない。
太陽も、雲も、雨もなく・・一切の希望を闇が覆う場所・。

それが虚圏である。

しかし、そんな荒涼たる虚圏にも、尸魂界の四季における気温の変動は影響を及ぼすらしい。
尸魂界に雪が降るころ・・虚圏にはより強力な寒波が押し寄せる。


全く話は変わるが、諸君は寒くなるとどんな服装になるだろうか。
温かなダウンのベストやコートにジャケット。
もしくは毛や革のコート。
ふかふかした毛糸のニットなどを着ているのだろうか。


されど、虚圏にはいかなる寒さにも、己の衣服道を貫く者がいた。

どんな気候だろうが、男たるものノースリーブたるべし。←(爆笑)

気温の変動による、衣服の変動は容認する。無論ゴーグルも同様。
しかし、譲れぬものがある。
袖だ。
袖だけは、許せない。
どんなに寒かろうと、どんなに雪が横殴りに降ろうとも、流氷が接岸しようが、湖におみ渡りが観測されようが、関係ない。
男たるもの、鍛え抜いた二の腕はさらさなければならぬ。
流石に、腹筋まで見せると、公序良俗にどうよ、てな感じになるので、割愛する。

それが・・虚圏の統括官にして、元9番隊隊長、東仙要である。

だから、どんなに寒くなろうが、袖ありは着ない。
網走だろうが、根室であろうが、着ないったら着ない。

どうしても寒い日は、袖なしのダウン。でもその下も袖無しの、ブレスサーモのベスト、その下にはこれまた袖無しのタートルネック。

・・流石に首元を隠すのは、OKらしい。

ていうか、そんなに厚着するなら、大人しく袖あり着れば?との建設的意見は全く聞き入れないのが東仙要と言う人物だ。

そして、寒い日、炬燵で丸くなってるグリムジョーを押しのけて、テレビの見えやすい炬燵の最もナイスな場所を取っていくのが、市丸ギン、その人だ。
ギンは寒いのが苦手だ。ていうか、暑いのも苦手だ。
寒いと特に機嫌が悪くなる。

ただでさえ、危険人物のギンだ。
機嫌が悪いと、軽く虚閃以上の破壊力となる。

「藍染サマ、どないしまいたのん?
顔につらら垂れてまっせ?」←代表的な例。(爆笑)

無論、この際ギンが言っているのは藍染の前髪だ。凍ってなんかない。

寒いのとヒマなのと、機嫌が悪いのと。


寒い日のギンは。危険だ。


グリムジョーの隣で炬燵で丸くなっているとき。


もっとも寒い日の安定した時間である。



なんちゃって。
 

 

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