ツンデレ四天王(砕蜂、兄様、竜弦、ウルキオラ)

ツンデレ。
語源はオタクたちの間で使われる俗語だ。
恋愛シュミレーションゲーム等で、初め(物語開始段階)はツンツンしている(=敵対的)が、何かのきっかけでデレデレ状態に変化する(変化の速度は場合による)キャラの事である。アダルトゲームの一部のヒロインを指していたようだが、今や言葉は女性キャラにだけではなく、男性キャラにも広く使われるまでに浸透した。


そして・・・。
今ここに、八兵衛が勝手な偏見で選びに選びぬいた(?)、4人のツンデレたちが集結したのである。
ていうか、八兵衛自体があまりツンデレを知らないので異論反論オブジェクションはあると思うが、そこは軽くスルーしてやってくれ給え。(殴)

ではメンバーを紹介しよう。
1、護廷十三隊二番隊隊長・隠密機動総司令官及び同第一分隊「刑軍」総括軍団長・女性死神協会理事、砕蜂。
2、護廷十三隊六番隊隊長、四大貴族のうち正一位、朽木家当主、朽木白哉。
3、空座総合病院の院長及び「最後の滅却師」、石田竜弦。
4、第4十刃、ウルキオラ・シファー。

以上の4名だ。
この4名が集められ、選ばれた事を知ったとき、皆同じ事を言ったと言う。
「下らん。」「・・・下らぬ。」

「こ奴等と同じ席に座らされただけでも不愉快だ。・・帰らせてもらおう。」
唯我独尊の兄様は当然ご機嫌斜めのようである。
しかし・・・砕蜂が兄様に言葉の手りゅう弾をぶつけてくる。

「そうだな、それが正解だ。どのみちお前はツンデレの頂点には立てんのだからな。
此処に居ても時間の無駄だ。さっさと帰ればいい、朽木。」
「・・なんだと?」
兄様の片眉がつり上がった。
ツンデレがどうこうと言うよりも、自分よりも誰かが上になるというのは許せないのが兄様だからだ(笑)。

「言った通りだ。お前などは真のツンデレなどではない。唯のシスコンだ。
シスコンと真のツンデレを同じにされては迷惑だ。
ついでに言っておくが、そこの滅却師も息子思いのただのドSでしかない。
そこの破面に至っては、此処に呼ばれることすら私は疑問だ。奴はツンデレの要素が見当たらないのだからな。」

「・・ほう。随分な自信だな」煙草をふかせつつ、竜弦も参戦。
「理由を聞いておこう。」全く表情の動かないウルキオラはやっぱりいつもの無表情だ。

すると勝ち誇って砕蜂が言った。
「いいだろう、貴様たちに教えてやる。
私と貴様達とでは決定的な違いがある。そしてそれこそが私がツンデレの頂点に立つ理由だ。
私にあって、貴様たちには無いもの。

それは”デレ”だ。”デレ”の部分だ。
貴様たちは常に“ツン”しかない。デレの部分が皆無なのだ。

私の夜一様に対する態度を見ろ。
冷徹な二番隊長の姿など欠片の無いかの如く、夜一様の前では絶対服従。
緩みっぱなしの頬。見てるだけで幸せ霊圧は卍解。
普段からとは全くの変貌を遂げる。

いいか、それこそが”デレ”だ。」

「下らんな。」
お〜〜っと、ここで異を唱えたのは虚圏代表、ウルキオラ!宿敵死神側のツンデレに舌戦で、虚閃を浴びせられるのか〜〜?!
「ツンデレとやらの歴史など、俺たち破面には興味は無い。
俺たちはただの虚は異なる存在。
ツンデレに於いても同様だ。
デレだと?そんな解りやすい態度が一体何になる。
デレなのかどうかすら、解らぬ領域。そのあるかどうかの世界が新たな萌えの世界なのだ。

貴様等死神どもの明らかに解るようなデレなど、俺たちにとっては何の意味もない。
そして人間は・・ただのゴミだ。俺が話すべき価値もない。」

「・・気に入った者に穴を開けて行く。
兄はそれがツンデレだと言う訳か。護ると誓う私とは天と地ほどの開きがある。
・・・流石は虚。底が知れるというわけか。」
違いにこだわる兄様、此処でも格の違いを強調です!(笑)

「黒崎一護の事なら、それは見当違いだ。俺はあそこで奴を倒すべきと判断した。それだけだ。それに今のところ女には俺は手を上げてはいない。一切な。」
「それは計算だろう。ドSだけど女には手を上げん王子様でも気取ったか?・・下らん。だが、男はそうではない筈だ。
何故殺さなかった。」
おっと、ここで人間代表、竜弦パパの攻勢だ。
「ギリギリのところで放置して運にまかせるなど、本来の貴様のやり方ではない筈だ。
戦ってみて、このままではグリムジョーに勝てんと思ったから、とりあえず獲られないように戦闘不能にしておいた。生き残ったとしても死にかけ相手に、グリムジョーは、戦わんだろうと貴様は思った。だが、女は今のところ大丈夫だから残しておく。違うか?
まるで、気に入ったおもちゃを獲られたくないガキのようだな、破面。
外見道理にどうやら中身もガキと見える。」

「俺を挑発しているつもりなら、無意味だ。塵ふぜいが何を喋ったところで、塵はただの塵だからな。」

どちらも、激しい舌戦だ〜〜!
「・・フン。理解できるかどうかは知らんが、滅却師のやり方を教えてやろう。

滅却師のツンデレは、対象となるべき相手に決して悟られてはならないと言う事だ。
自分の考えを相手に悟らせてはならん。そして自分を憎ませるのだ。
憎しみは時に愛などと下らん思いよりも強い感情だ。
例え、対象に協力するという形式を取ったとしても、対象に耐えがたい対価を払わせることで本来の目的を相手に悟られないようにする。
それが滅却師のツンデレだ。」

「何が滅却師のツンデレだ。憎まれる事が目的だと?馬鹿め。相手に伝わらなくてどうする。
私のお慕いする気持ちが伝わらないツンデレなど、私は断じて認めぬぞ。

やはりトラディショナルなツンデレ、この砕蜂がツンデレの頂点だ。」←砕蜂

「たわけたことを。シスコンとツンデレの至高の融合。この私の上に立つ者など存在せぬ。」←兄様

「ツンの大海に浮かぶ、あるかないかの幻のデレ。我々破面の道をふさぐ者など居ない。貴様等のツンデレの道はここで終わりだ。」←ウルキオラ

「ツンデレ・レットシュティールは対象者の憎しみだ。誇り高き滅却師がデレを知られる事は死に等しい。究極のツンデレとはそうしたものだ。」←竜弦パパ。


四者一歩も引かぬ戦い!
そりゃそうだ・・。
ツンデレってのは、プライド高すぎて自分から折れるってのは、ものっそい難しいもんね〜〜〜。ていうか、死んでも折れんのがツンデレだ。

誰がよりツンデレなのか、評価するのはあなた次第。


要するに何処に萌を感じるかで決まるわけですな。
なかなか甲乙つけがたい戦いです。




なんちゃって。


 

 

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