貧乳嗜好の理由(朽木白哉)
朽木白哉は実は特盛が嫌いだ。(え?知ってる?・・・おかしいな・・)(笑)
特盛が分からない方のため、敢て説明しよう。
胸が豊か若しくは大きい女性を指す隠語である。
要するにボインちゃんのことである。
BLEACHのキャラで言うなら、ボイン女王の乱菊をはじめとした、織姫、勇音などの事を指す。
諸君は不思議に思ったことはないか・・・?
普通一般的に言えば、男は特盛が好きと相場が決まっている。
もちろん、そうでない男性もいよう。
しかし、そういった男性はマイノリティと言われ、世間一般ではコッソリ身を潜めていると言われている。
単に趣味の問題だ。
乳がデカイか貧乳が好きかは、その嗜好によってその男性の人格を左右するものではない。
胸を張れ!!貧乳好きの諸君!!(爆笑)
(あ、でもロリに走るのはどうかと思うが・・・)←大きなお世話。
話が反れたようだ。
では、兄様が貧乳好きになった理由を紹介しよう。
あくまで、これは暴れん坊なる心無い者のいじりであり、本当に兄様が貧乳好きかどうかも確定してはいないことを、何卒ご了解いただきたい。
朽木白哉は四大貴族の跡取りになるべく、朽木家に生を受けた。
強大な霊圧を生まれながらに持つと言われる四大貴族。
その霊圧ゆえ、実は子供が生まれる確率は高くない。
生まれてくる過程で、新たな生命がその自己の持つ霊圧に耐え切れず、死産になる場合が非常に多いためだ。
伝統ある家において、子孫を残すことは至上命題である。
それゆえ、朽木家の跡取りに対する「そっちの方」の教育は行儀作法の教育と並んで熱心に行われていた。
兄様が子孫を残すことが可能と分かると、彼の父親は身の回りの世話の者を全て入れ替えた。
全てが妙齢の美しい女性ばかりだ。
しかも、セックスアピールの強い兵(つわもの)ばかりを集めたのである。
年の開きは、少女から人妻まで。
しかし、どれもが後の跡取りを残すための伏兵である。
当然この世界は成果主義だ。
厳しい競争にさらされる。
結果の出ない女性は容赦なく新人に入れ替えられる。
ある意味、男性にとっては楽園。
しかし、自制心を究極まで鍛えられている兄様には、苦痛でしかなかった。
あっちを向いても、こっちを向いても妙な視線を投げかけてくる女性ばかりなのだから。
全くなびかない、若君に焦れた彼女たちは新たな作戦に出る。
露出だ。
胸の豊かなものは胸を、足に自信のあるものは足を、これでもかと言わんばかりに露出しているのだ。
かくして兄様は、あっちを見てもこっちを見ても盛りばかりの環境に置かれることとなる。
兄様は賢い。盛りの成分を知るのも早かった。
乳の材料は脂肪だ。
要するに、オヤジのビール腹と同じ成分なのである。
腹につくのは悪で、乳につくのは善なのか・・?
正しくそれは矛盾ではないのか?
兄様は思った。
「・・・・。盛りには厭いた・・。
女子(おなご)とは、・・・かくも醜きものなのか・・。」
そんな兄様にとって、地方への領地の訪問は心の安らぎだった。
なにより香水臭い女から離れられるのだから。
流石にその際の供の女は、白哉は断った。
心を許せる爺だけである。
地方で会う、女たちは美形という度合いでは、屋敷の女とは全く違う。
年をおった者もいるし、子供を何人も抱えているものもいる。
しかし、妙に飾り立てない素朴なところが兄様は好きだった。
ある日のことだ。
会ってしまったのだ。
年頃には違いないようだが、今まで兄様が知らなかった女性に。
ある地方の農園で倒れていた。
最初、兄様はその女性を子供だと思った。
何故なら、今まで見慣れている女性とはかけ離れていたからだ。
しかしどう見ても子供と言える年ではない。
骨格から男ではない。
やむを得なく、抱き上げたが、これまた兄様の常識を外した。
プヨプヨした物がないのだ。
あの散々これまで押し付けられて不快な思いをしてきたプヨプヨが!!
(当然、一般的とされている男性はこのプヨプヨしたものが大好きな物である。)
「なんだ・・・この女は・・・・!!」
兄様は驚嘆した。
女性にもこのようなタイプがいることを初めてその時知ったのである。
人は、これまで知らなかった世界を知ると時にのめり込む。
激辛しかり、貧乳然り。
それから、兄様は貧乳好きとなった。
当主となった際、今まで散々苦労してきた特盛軍団は全て解雇した。
その3日後、兄様は庭に咲いている花の匂いを初めて嗅ぐこととなる。
特盛軍団のつける香水は、それほどまでに強烈だった・・。
(プアゾンをつけまくってる女ばっかと思いねえ)
全く成果がなかった特盛軍団たち。
しかし、彼女たちが兄様にとって無になったわけではない。
ちゃんと成果を残している。
『・・・アンダー75のCか・・・・。下らぬ。』←何がどう下らないのかは兄様にしかわからない。
兄様は実は女性の盛り具合が一目で分かる。
当然言わないが・・。
ある日の隊首会・・・。
『・・・・・60のAか・・・。
高額だった豊胸薬の成果はないようだな・・・砕蜂・・。』←注)何故か知っている。(笑)
同僚に向かって、冷静な判断を下す兄様がいた。
なんちゃって。