ここは男性死神協会連絡事務所

ここは男性死神協会連絡事務所。

会長の山じいをはじめとし、『最近低下し始めた男性死神の地位向上を目指す』という、表向きはもっともらしい名目を掲げながらも、実際はただの飲み会所と化している協会だ。

ちなみに今日の議題は「女性死神協会主催の『写真集を出して欲しい隊長』アンケート結果第一位に兄様がなったことについて、どう思うか。」である。

もうグダグダだ(笑)。

このアンケート結果に一番怒っていたのはこの方だった。

「まさに痛恨なり!!
あのようなまだ尻に卵のカラがついているような朽木の童が1位とは!!
まったく、この頃のおなごの男を見る目はどうなっておるのか!!」
・・・・山じいだ。

「おお怖い怖い。どうしちゃったの、山じいは。なんだかご機嫌斜めだねえ。」
「アンケート結果が出てからというもの、このところああなんだ。」
「ああ〜〜。アニメで特盛されちゃったから、自信がついちゃったかな〜〜。」
「・・張り切っておられたからな・・。」
「でもさ〜〜〜。喜んでたのって、ごく一部だったんだろ〜?山じい、どこまで現役張る気なんだかねえ。」

こそこそ話をする浮竹と京楽。

「聞こえておるぞ、春水。」
ちなみに山じい、お耳のほうも地獄耳程度の現役だ。

「まあまあ、山じい。アンケートなんて大した意味はないさ。
実際写真集が出ているわけでもないし。ねえ、白哉君?」
「・・・・私にはあずかり知らぬ事だ。」

うわ〜〜〜。山じいったら兄様の前で言っていたんですね〜〜〜。
無表情だけど、兄様怒ってますよ〜〜、きっと〜。

「じゃ、こっちも負けずにアンケートでもやりゃいいじゃないですか。」
おお〜〜、シロちゃん相変わらず建設的なご意見!

「そりゃ、無駄だろ。1位は乱菊できまりだ。」
剣ちゃん、相変わらずばっさり斬るね・・・。

「松本副隊長か・・。実はわしは前から不思議に思っていたのだが、松本副隊長の首飾りの先はどのようになっているのだろうか。」
流れをアンケート結果に戻らないよう、狛村が話をそらします。
えらいぞ!ワンワン隊長!!

「乱菊ちゃんの首飾り?あのチェーンみたいなやつかなあ。そういえばボクも知らないねえ。」
「松本の首飾りか・・・。わしも知らぬな。胸の谷間にいつも埋まっておるからのう。」
お?山じい。やっぱり特盛好きか?乗ってきましたね。

「わしの235センチの身長から見下ろしても確認出来ぬのだ。」
「完全に胸の間に埋まっちまってるから見えねえよ。上からじゃ無理だ。もしかして・・・胸の下まできてるのかもな・・・。」
剣ちゃんも結構真面目に考えてますね(笑)。

「では下からだと見えるのか?どうやるのだ。」
「どうやるって・・・どうするよ。」
「更木よ・・・。おるぞ?下から覗ける者が、この中に。」
おお、山じいそれはもしかして・・・。
「元柳斎殿・・・。もしかしてそれというのは・・。」

その場にいた者の目が一斉にある人物に集中した。
・・・日番谷冬獅郎。その人だ。

「絶対嫌です。なんで松本のを下から覗かなきゃいけないんですか。直接本人に聞けばいいでしょう。聞けば。」
「では、それを頼むぞ。日番谷よ。」
「ええ?!!なんで俺が聞くんですか?!!」
「お主の部下じゃろう。お主が聞くのが当然じゃ。」
「嫌ですよ!!」
「総隊長の命令じゃ。」
「うっ!!(この公私混同じじいめ!!)」

「イヤ〜〜大変だねえ。日番谷君も〜〜〜。頑張って〜〜。」
「だったら、お前が聞け!京楽!!」
「イヤ〜。ボクは聞けないな〜〜〜。ほら〜〜、今セクハラって煩いからさ〜〜。」
「面白がりやがって!!」

さて、山じいはすでに自分の副隊長に男性死神新聞(月間発行)の1面トップの面を開ける様指示してます。
「お、日番谷よ。締め切りは今週末じゃそうじゃ。それまでに聞くのじゃぞ?」
しかも追い討ち〜〜〜!!!

「・・・・・!!」
ちょっぴり協会を抜けたくなったシロちゃんでした。

ちなみに、興味の無い特盛話をスルーしていた兄様。
同じ月間発行ではありますが、この雑誌に思いをはせておりました。

「月間 犬びより 尺魂界編(笑)」本日発売です。

・・・ちなみに狛村がコラムを書いてます。

なかなか好評だとか・・・。


なんちゃって。

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