ラブリーチ(女性版) 日番谷冬獅郎編

ラブリーチ(女性版) 日番谷冬獅郎編〜お前への想いは霜天に座す〜

プレイヤーを入録してください。
○○○○

ラブリーチへようこそ、○○さん。
あなたは護廷十三隊の四番隊、第五席を務めています。
あなたには妹がいて、同じ隊にいます。妹は席官ではありません。
ある日、辺境に現れたホロウの集団を退治するべく、討伐隊が編成されます。
戦闘部隊として十番隊。その責任者として、十番隊隊長の日番谷冬獅郎。

そしてその救護後方支援として、あなたが所属する四番隊が同行することとなりました。
あなたは討伐に加わる四番隊の救護班長として責任ある立場を任されます。
そしてそこにはあなたの妹の姿も。

「お前が四番隊の責任者だな?日番谷だ。後方支援は任せたぞ。」
「はい。全力で支援させていただきます。」

日番谷隊長の目の位置はあなたよりも下です。
しかし、全く目線をずらそうとはしません。
その強い眼差しに先に視線をずらせたのはあなたのほうでした。

そして、討伐隊は出発します。
すぐに終わるはずでした。
・・・・しかし、事態は想像を遥かに超えていたのです。

出てくるホロウの集団を殲滅しても殲滅しても、どこからかまたホロウが集団で出てきます。

戦闘部隊の十番隊も当初は余裕で殲滅していましたが、相次ぐ戦闘に段々負傷者の数が増えてきました。
当然あなたは治療部隊の先頭に立ち、負傷者の治療を行います。

日を追うに連れ、あなたも部下の負担を軽減するため寝る暇も惜しんで、治療するようになっていきます。
・・・そんな夜更けのことでした。

「・・まだやってるのか。」
日番谷隊長です。
「怪我人を放っていけませんから。」
寝ている怪我人を起こさないように二人は小声で話します。
「昨日も徹夜に近かっただろう。いい加減休んだらどうだ。」

どうしますか?
<1>休む。<2>最後まで治療する。

選択<1>
「そうですね・・・。
ではお言葉に甘えまして、休ませていただきます。」
「ああ。よく休めよ。といってもそんなに時間はねえけどな。」
「でも・・・日番谷隊長もお休みになってくださいね。」
「ああ。毎日遅くまですまねえ。」

選択<2>
「ありがとうございます。・・でももう少しだけ。」
「お前が倒れられるとこっちが困るんだが。」
「大丈夫ですよ。それに・・・。」
「それに・・なんだ?」
「私は戦いが得意ではありません。
皆さんの為に出来るのは・・・これくらいしか出来ませんから・・。」
「・・そんなことねえよ。治療部隊がいるからこそ、俺たちは安心して戦えるんだ。お前は十分すぎるほど、やってくれてる。」

「・・・日番谷隊長は何故私が徹夜してるのをご存知なんですか?」
「・・・俺の部下の為に徹夜してる奴を、置いて寝てるわけにはいかねえだろうが。」

<各種治療イベントをこなしまくれ!!>
殲滅してもまた出てくるホロウたち。
その原因が分かります。
ウェコムンド(ホロウの世界)と繋がる亜空間の穴が出来ていたのです。それを閉じるのは特殊な技能を持つ者でないと出来ません。
その者が辺境に到着するまであと3日。

もはや誰もが体力の限界に来ている時でした。

そして悲劇が訪れます。
備品の補充に一人陣を離れたあなたの妹が・・・

初の犠牲者になったのです。

一時呆然とするあなた。でも悲しんでいる暇は全くありません。
その間にも負傷者は運ばれ、あなたは治療の指揮を取らなけばならないのです。
そして今日も深夜までの救護活動が続きました。

救護のテントを出るあなた。
月はなく、空には星が輝いています。
疲れきっていましたが、寝られそうもありません。
・・・妹が死んだのですから。

ぼんやりと空を見上げるあなたに後ろから声がかかります。
「妹のこと・・・聞いた。・・・すまねえ。俺の責任だ。」
「日番谷隊長に責任はありません。
妹は・・・運が悪かったのです・・。」
あまりのことにまだ泣く事も出来なかったあなた。

「もしキツイなら明日休め。」
「いいえ。仕事をさせてください。そのほうが気がまぎれますし・・・。
それに・・・死んだ者には治療をしても生き返ってはくれませんから・・・。」

「・・・明るい奴だったって聞いた。どんな時でも笑ってて・・・それに元気付けられてた奴も多かったみてえだ。」
「ええ・・・どんな時でも・・・あの子は・・」
亡くなった妹を思い出し、ようやくあなたの頬を涙が伝います。
今まで我慢していた感情があふれ出し、思わず膝をついてしまいます。

「・・・・。」
日番谷隊長の手があなたの肩に置かれます。
しかしあなたを包み込むにはあまりにも彼の腕はまだ小さい。

「・・・すまねえ。
もっと俺がでかかったなら・・・もっとちゃんと、お前のこと抱きしめてやれるのに・・・。

・・・ちくしょう・・・。
なんで、おれはこんなにガキなんだろうな・・・。
まったく・・・情けねえ・・。

代わりに傍にいてもいいか?

・・・頼む。

・・・傍にいさせてくれ・・。」

<さらに救護イベントをこなせ!>

そうして、ようやく空間の穴がふさがり、ホロウは一掃されました。
ようやく任務終了です。

辺境から戻り、報告を山本総隊長に終えた日番谷隊長とあなた。
これで暫く会うこともないでしょう。

「お前・・・ちょっと時間あるか?」
「え?ええ。どうかしましたか?」
「ちょっと付き合ってくれ。」

そうして連れてこられたのは、双極です。
何故こんなところに、と不思議に思ったときのことです。
「すまねえな。こんなところまで。でも、ここでないと出来ねえからな。」
「何をですか?」

「卍解・・。『大紅蓮氷輪丸』」

双極・・荒廃した風景の中に、氷の竜が現れます。
氷の翼は天空を舞い、あなたの前に静止します。

・・ちょうど・・あなたの目線の・・30センチ弱上のところ。

「なあ・・。俺は今ガキだけどよ・・。
これ位にはでかくなってやる。

だから・・・待っていてくれねえか?・・・それまで。

何時になるかは分かんねえ。けど・・できるだけ急ぐから・・。

・・それ以外は・・

・・・全部お前の前に立ってやる。」

目線を合わせるために、上を向くあなた。

碧の宝石のような眼差しには真実が見えます。



・・・さあ、あなたは彼の決意を受け入れますか?



なんちゃって。

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