ラーメン店「断崖」(修兵、恋次、一護)
尸魂界のある一角・・・。
そこに新しく一軒のラーメン店が開業した。
店舗名「断崖」。
・・・聞くからに怪しい(笑)。
店主は九番隊副隊長、檜佐木修兵。
隊長不在で忙しいだろうに、ラーメン屋なんてやってる暇あんのか?といった疑問はどうか抱かないでくれたまえ。(笑)。
店員を紹介しよう。
店員その一、六番隊副隊長、阿散井恋次。
先輩に誘われてこの店を手伝うことに。
店員その二、死神代行、黒崎一護。
恋次に誘われて入店。
この店の従業員は全てノースリーブだ。
たとえ寒風吹きすさぶ冬といえども袖付きは許されない。
・・・この店の掟なのだ(笑)。
味は濃厚なバリバリの豚骨醤油味。
・・・相当油が多い。
正直オイラはあっさりとした中華ソバみたいなのが好きなのだが・・・ラーメンに浮く油が彼らの溶け出した若さだと思えば・・・喰えなくも無い・・・かな?
どうだね?そこの胃腸の弱そうな君。
ここでは茹で上がったソバを豪快に湯切りをするパフォーマンスが人気だ。
網に打ち上げたソバを上下に振って湯切りする。
「斬月!!」そう掛け声をかけるのは一護だ。
只今本誌で、斬月のオッサンを取り戻すべく奮闘中。
掛け声も熱い。
「奪還!!」これは恋次だ。
何を誰から奪還するのか・・・それはアナタの想像にお任せしよう。(笑)
それに対し、店長ともなれば一味違う。
「奥様!!」・・・これが最近の修兵のお気に入りの掛け声だ。
・・・・。
どうやらこの頃私生活に問題があるようだ。
ラーメンは3人で作るが、餃子は焼き加減が難しいので修兵一人が作る。
味はかなり旨いようだ。
飲食店の場合、利益が上がるのは2年目からというが、僅か開業3ヶ月で軌道に乗りつつある。
この店には修兵が作る裏料理がある。
焼飯だ。
見事な鍋振りで作る焼飯は絶品なのだが、人手がかかるため表のメニューには置いていない。
修兵の気分のいい時に作ってくれる。
「凄いわ〜〜〜!!鍋振り!!こんなに豪快なのはじめて見た〜〜〜!!」
「夜の『鍋振り』のほうも豪快ですよ・・?・・試してみます?」
檜佐木修兵・・・。
ラーメン屋のホストと人は言う。
変わった客も来る。
ラーメンを食べて熱くなり着物の上を脱いでしまう、マッチョな爺さん。
胃が弱い彼の副官は必ず胃腸薬を持参で供をする。
「ふむ。旨かったぞ。勘定じゃ。釣りはいらぬ。」
古きよきチップの慣習を守る爺さん・・。
脱ぎさえしなければ、これほどいい客はいない。
忙しくなると更にアルバイトが来る。
ノースリーブは免除されているが、何故か金髪の頭に白い三角巾をかぶらされている若者だ。
名前を吉良イヅルという。
皿を運んだり、レジを担当するくらいなのだが、評判はいい。
特にコップの水を誤ってひっくり返してしまった時など、根が几帳面なだけに見ている方が気の毒になってしまう。
今日も豪快な湯切りが見られるラーメン店。
今日もなかなか盛況の様だ。