最強チーム現る。(なんちゃって)

低迷を続ける日本のプロ野球。
視聴率の止まらない下落、そして有力選手の海外流出。観客の減少。
オリンピック種目からさえ外され、競技としての価値さえ危ぶまれている。
もはや、野球で視聴率が稼げた時代は終焉を迎えたと言っていいだろう。

そんな、内なるホロウ(笑)に侵された日本の野球を救うべく、ついにあの者達が召集された。

護廷十三隊。そのトップにいる者達がついに乗り出す。
目指すは、BLEACHファンの視聴率100パーセント。
彼ら13人によって作られたチームはこう呼ばれている。
『クリムゾン・ソウルソサエティーズ』

「おい、暴れん坊。」
「なんですか?一護さん。」
「この名前、ゲームボーイアドバンスの今出てるタイトルを英語チックにしただけじゃねえか。ひねれよもっと。それになんで、複数形なんだ?」
「イヤ・・・分かりやすいかなと思いまして。それになんだか、野球のチーム名ってみんな複数形なんで・・・。」


ダサいチーム名はともかく、その実力は凄い。改めて選手を紹介しよう。

一番 センター 砕蜂。
すばやい動きで、外野での驚くべき守備範囲を持つ。ホームラン勢の当たりでも、壁を駆け上がり余裕でキャッチ。
攻撃面では、一度塁に出れば盗塁の山を築く、恐るべき女王蜂だ。

二番 ライト 市丸ギン。
恐るべきは彼の返球能力。イチローもまっ青のレーザービームのごとき返球で、ホームに帰ろうとする選手どもを射殺しまくる。
ファンサービスも欠かさない。
試合のMVPとしてお立ち台に立ったときの、彼のコメント「待っとり。明日もキミらのハート射殺したるから(笑)。」はあまりにも有名。
またの名は「ラブハンター(愛の狩人)」と呼ばれている。(笑)

三番 ショート 日番谷冬獅郎。
守備の要、ショートを任されているのが彼だ。素早いフィールディングと的確な状況判断力。守備範囲も広い。
アニメのオープニングばりの素早さで、内野での安打は許さない。
シングルヒットからホームランまで自在な攻撃が可能な選手だ。

四番 ファースト 狛村左陣。
典型的なホームランバッターだ。三振かホームラン。もしくはデッドボール(笑)。豪快な振りで今日もホームランの飛距離を延ばす。
デッドボールを受けても、だれぞとは違って無言で1塁に進む姿が、彼の武士道精神を感じる。
一塁を護り、その巨体で少々の返球の反れなど意にも介さず捕球する。

五番 ピッチャー 朽木白哉。
変幻自在な球を操る最強投手。1つのボールが1000個ものボールに見える魔球を得意としている。
バッティングにおいては、長打コースのヒットを量産。移動方法は当然瞬歩だ。(笑)しかしながら、塁を踏んでいるかどうかが審判に見えず、一度アウトになったことがあるため、塁を踏む場面では瞬歩を止めるよう心がけているらしい。

六番 キャッチャー 更木剣八。
防具をつけない唯一人の捕手だ。普通、キャッチャーは対戦相手のデータを集め、弱点などを研究し、投球パターンを組み立てるものだが、彼はそんなことはしない。
投手の好きに投げさせる。捕手にになったのは、もっとも乱闘に参加できる可能性があるからだとか。
当然バッターとしての彼にデッドボールは危険だ。必ず乱闘になるからである。
得意な球はストレート。苦手は変化球。特にフォークボールには弱い。

七番 セカンド 浮竹十四郎。
病欠の多い選手だが、実力は相当のもの。以前はサードだったのだが、後ろのレフトを守る京楽の私語が絶えないため、セカンドに変更になった。
彼が出るかどうかで、試合運びの楽さ加減がまったく変わってくる。

八番 レフト 京楽春水。
一番楽なところだからと自ら志望。バッティングにおいても試合の状況で、手を抜きがちだ。いつもこっそりベンチで酒を飲んでいるらしい。
試合に出るのも、その後の打ち上げに参加したいがためとか。
しかし、要所はしっかりと締める選手だ。

九番 サード 東仙要。
盲目だが、球のわずかな音で見事なプレイを見せてくれる。
温厚な性格だが、怒らせると卍解をかまして感覚を奪ってくるため、注意が必要だ。

メディカルトレーナー 卯ノ花烈。
万が一、故障者が出ても、即座に治してしまう。絶えず安定したメンバーで試合が出来るのは彼女のおかげだ。
一応選手登録されているが、出る機会は少ない。

テクニカルトレーナー 涅マユリ。
用具の開発なら、彼しかいない。今日もより高みを求めて、開発研究に精を出す。
一応選手登録されている。

監督 山本元柳斎重國。
選手を束ねる監督。しかし、彼自身も選手登録されているので、いざとなれば彼も出る。
彼が出る時、そのときは相手側チームには敗戦の宣告が下ったものと考えていいだろう。

主審 藍染惣右介。
試合における全ての進行、全ての競技における判断は、主審に任されている。
今日も「公平」な判定で、「円滑」な試合進行を執り行う。

最強チーム「クリムゾン・ソウルソサエティーズ」、只今対戦チーム募集中!!!
「希望者は、十一番隊、斑目一角か!」
「綾瀬川弓親 まで!!みんなの挑戦待ってるぜ!!」

「誰が、こんな化け物軍団と戦うかよ。主審なんて八百長じゃねえか。勝てるわけねえ。」
「・・いる。」
「何処にそんな物好きがいるんだよ?白哉。」
「貴様だ、一護。一度とはいえ私に勝った貴様なら出来るはずだ。」
「ははー!!そりゃいいぜ!!一護、ランニングホームランを狙えよ?それで俺と交錯プレイでその後乱闘と洒落込もうじゃねえか。わくわくするぜ!!」
「剣八!てめえ、乱闘目的だな?」
「それはならぬ。一護は私が討ち取る。兄のところまでにはいかぬ。」
「てめえら!野球は9人でやるものなの!俺一人じゃ出来ねえし、やるつもりもねえの!わかったか?!!」

最強軍団、「クリムゾン・ソウルソサエティーズ」、唯今挑戦者大募集!!
・・・・今のところ挑戦者はいないようだ・・・。

inserted by FC2 system