惣さまが雪合戦に参戦していたら・・・。

WJでは11位から20位までの惣さまとウルキオラ不在の雪合戦。

もし参戦していたら・・・。

ちょっといじってみたい・・・。
(ああ〜〜、ちったあラブリーチの草案でも考えろよ〜〜という建設的な意見は考えないことにしておこう・・・。
なんか、オイラの小さい頃の夏休み中の絵の宿題にも似たり〜〜。
基本的には苦手なものは追い込まれないとやらないタイプ。でも締め切りは守る<大体だけど>)

なんちゃってです。

惣さま参加の雪合戦!!
ちょいとGCのゲームのテイストを入れてみました(笑)。
ああ〜〜早くDSもゲームしたいな〜〜。
本体まだ〜〜?

ではどうぞ。

「・・・ウルキオラ。支度は出来たかい?」
「はい。藍染様。それにしても俺はこの格好でよろしいのですか?」
「ああ。君はそのままでいい。戦いは・・・この私がやろう。」
「藍染様自らが参戦なさらなくても、あのようなゴミごとき、この俺一人で十分ですが。」
「君の実力を信じていないわけではないよ。ただ・私が動きたいだけだ。
近頃少し運動不足だからね・・・。
心配することはない・・。
私の準備は・・・整っているよ。」

栗色の少し癖がかった髪を後ろに流している、長身の男は藍染惣右介。
元五番隊の隊長だった男だ。
漆黒のスキーウェアに身をつつみ、胸にはちゃんと「藍染惣右介」のゼッケンをつけている。

尸魂界を混乱と悲劇の渦に叩き込んだ張本人だ。
傍に仕えるは、アランカルのウルキオラ。
藍染によって、進化したホロウだ。
ウルキオラは何故か白いウサギの着ぐるみを着用している。

・・・雪合戦に着ぐるみ・・・・。
・・・ありえない・・・。

しかし、雪の積もったゲレンデに降り立つ、うさちゃんウルキオラには何故か違和感がない・・・。
ウサギの着ぐるみが似合う男・・・・。
ある意味、藍染が起こした惨劇よりも恐ろしいかもしれない・・・。

藍染のチームは藍染とウルキオラのただ二人。
後の8名は全て敵チームだ。

「・・・!藍染隊長・・!!」
あまりの藍染の変貌に声を失う五番隊副隊長、雛森桃。
そのままフリーズしてしまった。
あ!!やばいぞ!!再起動させるには時間がない!!

「・・・・たく。しようがねえな・・・。」
雛森桃・・・・幼馴染みの天才児にフリーズしたまま引っ担がれ、棄権。

「あ・・・藍染隊長・・・。」
同じくフリーズ、スレスレなのが三番隊副隊長、吉良イヅル。
全身がわなわなと震えてるぞ!!?大丈夫なのか?!!!

「・・やあ。吉良くん。久しぶりだね。・・・ギンが、君の事を元気でいるかどうか心配していたが・・・元気そうで何よりだ。」
「・・・・!!」
白銀の貴公子、吉良イヅル、へなへなと崩れ落ち、再起不能。
・・・・棄権者が2名に増える。

残った者たちは災難の張本人、藍染に一矢報いようとやる気は満々。

今戦いの火蓋が切られた!!

雪合戦・・・。
それは、両手で雪を丸め、敵にぶつけて戦意を削ぐという高尚かつ健全な冬のスポーツだ。(暴れん坊はやったことがないが)

しかし、藍染が参加するとこうなる。

「破道の90(改良版)・・・『白棺』」
変わらぬ詠唱破棄の離れ業、容赦なし〜〜〜〜!!
でも・・・黒棺じゃなくて「白棺」?

「藍染様・・・確か、破道の90は『黒棺』だったのでは・・・。」
「私が、雪合戦用に少し改良したんだ。
・・見たまえ。」

ウルキオラの見る先には。人型の雪だるまが。
身長から察すると、九番隊副隊長の修兵か?

「・・・なるほど。それで『白棺』ですか・・・。
何か足りませんね。
俺が穴でもあけましょうか?」


「それは感心しないな。せっかくの白棺が血で汚れてしまうからね・・・。
でも何か足りないというのは事実だ・・・。
そこで・・・ウルキオラ。例のものは持ってきたかい?」

「絵の具ですね?お持ちいたしました。」
「君は確か、絵日記を書いていると言っていたね。
・・・・ここで腕を磨くといい。」

流石は悪を束ねる藍染惣右介。
部下を思いやり、落書きのキャンパスまで用意と来た〜〜!!

「・・・よろしいのですか?」
「ああ。君の美意識を見せてくれたまえ。」

黒棺ならぬ、白棺で雪だるまに変えられる、死神及び旅禍の少年少女たち・・・。

幼稚園児並の才能を持つ、ウルキオラ天才画伯が、それにさらに彩色を施す!!

雨竜の雪だるまには丸いメガネを!!(ちなみに雨竜のメガネは丸メガネではない)
浮竹の雪だるまには吐血を!!(コレは本当(?))
修兵の雪だるまには「96(笑)」の文字が!!(さらに文字を間違っている)
織姫と乱菊の雪だるまには、ビキニの色違いの落書きが!!(布の部分、小さ!!)
最後に残った砕蜂は、雪だるまにされて尚あまりにも幅が薄すぎて、画伯の創作意欲をそそらなかったらしい。・・・放置。(それもさびしいね・・)


「藍染様。我々の見事な勝利ですね。ではウェコムンドに帰りましょう。」
「・・・待ちたまえ。ウルキオラ。」
「なんですか?藍染様。」
「その手に持っているのはなんだね?」
「これは・・・土産です。」

ウルキオラの手にあるのは100センチ強の雪だるま。
可愛いのが好きなウルキオラはこっそりお土産としてもちこみたかった様だ・・。
当然中身はやちるである。

「ペットはダメだといったっだろう?ウルキオラ。」
「・・・ちゃんと世話をしますから・・・。いけませんでしょうか。」
「ダメだよ。まだ君たちのほうも安定していないからね。異質なものを持ち込むわけには行かない。・・・分かるだろう?ウルキオラ。」

「・・はい・・。申し訳ありません。俺が悪かったです。」
「・・・いい子だ。君はグリムジョーと違って聞き訳がいい。」
「当然です。あんな奴と比べないでください。」

・・・その日の、ウルキオラの絵日記。

○月○日。晴れ。
今日は藍染様が作った雪だるまに俺が色を塗って遊びました。
ちょうどいい雪だるまがあったので、持ち帰りたかったけど、藍染様がダメだとおっしゃられたので、我慢しました。

今日も俺はいい子でした。
明日もいい子でいられるよう頑張ります。

・・・当然日記帳には複数の雪だるまに奇怪な彩色を施した絵が、画伯により描かれていた・・。



なんちゃって。


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