天に立つ者の度量(藍染惣右介)
・・・藍染の支配する破面・。
それはまだ覚醒し切っていない崩玉が、藍染の霊圧を受け、一時的に覚醒状態に置かれることで生まれ出る者たちだ。
崩玉の力により進化を遂げた者達。
今、また一人の破面が生まれ出ようとしていた・・。
「・・・名を・・教えてくれるかい?・・新たな同士よ。」
藍染の問いは、破面に対する支配の始まりだ。
生まれ出たばかりの破面が立ち上がる。
全裸なのだが、羞恥は全く感じていないようだった。
随分筋肉質だ。鍛えられているはずの藍染さえ、細く見える。
背も藍染よりも高い。外見年齢も藍染より上だ。
壮年といった方がいいだろう。
口元のヒゲが一種織田信長という歴史上の人物に似ていなくも無い。
「・・・ドルドーニ・・。斬魄刀の名は『暴風男爵(ヒエルダ)』」
外見にふさわしい、年を重ねた声がした。
「・・ドルドーニか・・。いい名だね。
では・・君は・・・
今からNo.103としてやってくれるかな?」←いきなり十刃落ち!!(笑)
「ひゃあ、いきなり十刃落ちなんや。おお〜〜、怖わ!」
「・・一応は十刃足りうる能力は持っていると思われますが・・。」
側近たちが口を挟む。
「彼の能力が問題ではないよ、要。彼の個性が問題だ。」
「・・個性・・と仰いますと?」
「見たとおり、彼は能力も高い。
しかし、私の近くに居るには致命的な欠陥がある。・・何だか分かるかい?」
「・・いえ・・。」
「ナイスミドルだということだ。←爆笑
彼は、私よりも外見年齢が上で、体格もいい。←ひがみか?(笑)
恐らく男爵という名を含む斬魄刀を持つことからして、それ相応の品格を持っていることも伺える。
十刃には、当然私の優秀な同士であることは求められるが、私とキャラが被らないということも同じく求められるのだよ。」
「ナイスミドルなァ・・確かにそう言われてみれば、同じ範疇に入るような気もするけど。」
「だから、彼には私の傍に使える資格はない。
以上だ、ご苦労だったね、ドルドーニ。」
「ちょっと待って下さい!!」
「なんだい?ああ・・誰か彼に着るものを持ってきたやってくれ。
いつまでも、裸体をさらされても困るからね。」
「今からキャラを変えます!!」
「・・ほう、どんな風にかな?」
「まず、呼び方を変えます!『私』から『我輩』に!!」
「・・くだらない変更だね。」
「お笑い系でどうでしょう!!」
「・・お笑い系?」
「斬魄刀の名を
『暴風男爵』から『巨乳男爵』に変更なんてどうですかな?!!
ほ〜〜ら、巨乳はお好きなはずだ!!」
すかさずドルドーニ、サイドスプレットで胸筋をアピール!!
説明しよう!!
サイドスプレットとは、ボディービルダーが肉体を強調する時に取るポージングの一つだ!!
胸の前で、片方の手でもう一方の手首を掴み、アピールしたい方向に体をひねるポーズだ。
興味がある人はココから飛んでHPの中ほどを見てね!
女の子は背後に注意!!(笑)ある意味、男の子も注意かもしれないぞ?!!(爆笑)
藍染様に見せびらかされた、ドルドーニの巨乳・・。←イヤ・・言えなくも無いと思う。(笑)
「・・すまないが・・・男性の巨乳に興味はないんだ。←性別を限定した所が兄様とは違うぞ!!?
ご苦労だったね、ドルドーニ。」
サイドスプレットのまま凍りついたドルドーニ・・・。
お試し期間もないまま、十刃落ちが決定・・。
お笑い路線はそのまま踏襲していることから、藍染様の怒りが解けることを、コッソリ期待しているようだ。
一方の藍染様・・。
「こちらに来て、少し体重が落ちたからな・・・。」
少し体を大きくしようかと思ったりしていた。←筋肉で(笑)
その夜、鏡に向かって、ポージングをしていたかどうかは誰にも分からない・・。
なんちゃって。