風紀委員長、東仙VSハリベル(下乳姐さんのことね)
・・ここは伝統と品格を重んじる虚圏学園。
そして、その風紀を守るべく全責任を負う男・・それが東仙要だ。
(ちなみに立候補らしい)(爆笑)
東仙の風紀を護る戦いは早朝よりはじまる。
鬼の風紀委員長の、朝の校門チェックを経ずして虚圏学園に入ることは出来ない。
そして、今日もまた東仙の戦いが始まった。
・・・来た。
グリムジョーが風紀を乱す輩の男性版の筆頭ならば、女性版の筆頭である<奴>がやってきた。
その女の名はハリベル。
褐色の肌、大柄な女だ。性格は寡黙で女にしては無愛想だが、生活態度も良好と言っていい。
成績も優秀。容姿も端麗。言う事なし。
・・ある一点を除いて・・だが。
しかしその一点、つまり虚圏学園の風紀を乱すという点では、ひょっとするとトップに躍り出るやもしれん存在だ。
無論、その風紀とは、ハリベルの服装のことである。
それが、また東仙の正義に反するのだ。
成績も素行もいいハリベルが、服装において虚圏学園の風紀を乱すということが、許し難いのである。
ウルキオラを見よ!ちゃんと優等生に恥じないきちんとした服装をしている!!
同じく優秀な生徒であるハリベルが、あんな服装をしていることは断じて許し難いのである。
では、その問題のハリベルの服装を紹介しよう。
別に今の女子高生のように裾丈が極端に短くて、目のやり場に困ると言うわけではない。
ごく普通の丈だ。
ちなみに、ハリベルは巨乳である。
では、巨乳特有の「胸ボタン上から3段まで外しちゃうぜ!!野郎どもあたしの胸の谷間に酔いな!!」という服装でもない。
胸ボタンを外すところか、上着のボタンはすべて閉められ、上着の布地は口元を覆うまでに長い。
胸のボタンも開けられていないのに一体何が問題なのか?
・・問題は・・・胸の上ではないのだ・・・。
下だったのである・・(爆笑)
乳を覆う下の部分の布地が無いのだ。
男性諸君もブラの上からはみ出す乳には慣れていても、下のみからはみ出す乳はあんまり見たことがないのではないだろうか・・・。
今にも上からではなく下から、ポロリしちゃいそうなハリベルの盛・・。
なんて、サプライズ&デンジャラス・・(爆笑)。
これがいけなかった・・・。
そうそうポロリが出るわけではないのだが、学園の男子諸君はおろか女子生徒に至るまで、ハリベルが歩いてると、しゃがんで下から覗きたくなる衝動に駆られるらしい。
しかも、当の本人は恥じらうどころか、全くどこ吹く風だ。
そんなけしからん格好を風紀委員長、東仙が許すはずがない。
「・・止まれ、ハリベル。」
早速、東仙の制止が飛ぶ。
素直に立ち止まるハリベル。
「・・・何だ、その格好は。」
「・・・・。」
無言のハリベル。
「その露出の多い格好は何だと聞いている。」
その時初めてハリベルが口を開いた。
「露出面積から言えば、現世の女子高生の方が遙かに上だと思うが。」
「・・面積の問題ではない。←爆笑
露出する箇所の問題なのだ!←イヤ〜〜ン!(笑)
露出面積が例え1パーセントだとしても、それが漫画倫理(ピー)に抵触する箇所において行われているならば、それは発行禁止(ピー)の対象となる。
つまり、風紀は布の面積では測れぬと言うことだ!」←風紀委員長の新たな提言
「・・それで?」
「口元を隠す布があるなら、何故下乳を隠さない!←そりゃそうだ(爆笑)
その部分を下乳に充てろ。」
「・・・なるほど。
風紀委員長の言いたい事は分った。
つまりこうすればいいんだな?」
「な・・なにをするつもりだ!!」
すると、ハリベル、上着の部分を力任せに下に擦り下げた!
って、ムリ!!姐さん!!そのまま下に下げても肩の布が邪魔して下に下んないからって・・!!
ああ〜〜〜〜!!!!
ビリッ・・・・・!!!!
<ピーーーーーーーー!!!!>←BY漫倫からの警告音
「・・・・・・。」←あまりのことに声が出ない東仙。
「失敗したか、まあ仕方がなかろう。」
漫倫の警告音にも全く介していないハリベル。
今度はそのまま男らしく校内へ入って行く。
「って、その格好のまま学園に入るんじゃない〜〜!!!
何か着るんだ!!今すぐに!!!」
必死の東仙。そりゃそうだ。
「だが、代えの制服は無い。それとも委員長が貸してくれるのか?」
「そんな事が出来るか!」
「ならこのままで仕方ないだろう。学生には授業を受ける義務と権利がある。」
「だからと言って、そのままの恰好でうろうろされては困る!!」
何か考え込むハリベル。何かを考えついたようだ。
「では、委員長、その首に巻いているマフラーを貸せ。何とかしたいんだろう?」
「どうする気だ。」
「いいから貸せ。」
渋る東仙に、マフラーを外させたハリベル。
そのマフラーをくるくると自分の胸に巻きつけた。
「これで文句はあるまい。」
「そんな問題じゃない!!
って、なんでまた下乳出すんだ、お前は!!」←爆笑
「布が足りんのでな。」
「だったら普通上だろうが!」
「上だろうが下だろうが、肝心なところが隠れればいいんだろう?
小さな事は考えるな。じゃ、今日一日借りるぞ?」
平然と校舎の中に消えていくハリベル。
その男らしさに、見ていた生徒のため息が漏れ、かわりに東仙の怒号が飛んだ。
「生徒手帳を出さんか。ハリベル!!!
私は断じて許さないぞ!!」
この勝負、どうやらハリベルに軍配が上がりそうである。
なんちゃって。