ウサキオラの戦術

ウルキオラの造形技術は突出している事が判明した、藍染様の宿題。


だが・・・何故か彼が描く絵日記は幼稚園児並だ。

(絵日記はウルキオラの密かな趣味。)

造形技術が高いのであれば、通常描く技術も高い者が多い。
しかし、ウルキオラは違っていた。

ちなみに、宿題をやった日の絵日記の内容はこうだ。

8月26日晴れ。

きょうは、藍染様の夏休みのしゅくだいをしました。
俺の作った藍染様の前髪を、グリムジョーがおそれ多くも、チョン斬ったので、こらしめておきました。
自分が東仙『とうかつかん』に腕をチョン斬られたかと言って、藍染様の前髪をチョン斬るなんてゆるせません。

後で藍染様にほうこくをしておきました。

今頃、おしおきをされていると思います。
いい気味です。

絵の部分には、幼稚園児が描いたとしか思えないようなグリムジョーらしき人物に、ケリを入れている耳が長いウルキオラがいる。
厳密に言えば、ウサキオラだ。(笑)

「・・・お前。
他は上手いのに、絵日記だけはヘタクソだな〜〜。」
横からコメントを入れたのは、さびしんぼうのウサキオラのお守り、ヤミーである。
ヤミーはウサキオラの密かな趣味を知っている数少ない人物だ。

「・・・だからお前は考えが足りないのだ。」
ちらりと冷たい一瞥をくれたウサキオラ。
「何がだよ。」
「これは計算に基づいたものだ。」
「何の計算だよ。」


「萌えキャラとは・・・必ず天然の部分を持ち合わせてなければならない。
全てが完璧ではならないのだ。
読者に愛されるためには、一見完璧に見えても、
『ええ〜〜?こんな面も持ってるの〜〜?イヤ〜〜ン!可愛い〜〜〜!』
という、部分を持っていなければならない。

それが・・・・コレだ。」

「お前・・・萌えキャラで勝負してたんだな・・。知らなかったぜ。」
「気がついていなかったのか?
だからお前は、考えが足りないんだ。

俺たちキャラは萌え次第で、生き死にが決まる。
萌えを無視しては、俺たちは存在出来ない。」

「そ・・そうなのか?俺マズイじゃん。」
「心配するな、お前には重要な役目があるから、そう簡単には死なんはずだ。」
「なんだよ、その役目って。」

「・・まだ分からないのか?
俺のお守りだ。気をつけろよ?その役目が終わった段階でお前は死ぬ。
死神に殺されるか、浦原喜助のファンに殺されるかは分からんがな。」

「お前・・・益々我侭に拍車がかかってきたな・・。」
「我侭も萌えのうちだ。←どんな論理やねん!(笑)
ツンデレは萌えの基本。お前も覚えておくといい。」


恐るべき優等生、ウルキオラ!!(爆笑)
萌えの路線も、ガッツリ優等生を目指すらしいぞ!!


がんばれ、ウルキオラ!!
ちなみにツンデレNo.は現在兄様が独走中!!

ここにウルキオラが、割って入ってくるのか〜〜〜!!


これからも萌えがチラチラ攻撃に、注意すべし!!

「・・・とりあえずは、絵に色を塗っておくか・・・。
微妙にはみ出しておかなくてはな・・・。」


・・・あくまで、優等生のウルキオラだった・・。



なんちゃって。

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